【高尾真人】カナダと日本の架け橋になりたい

【高尾真人】カナダと日本の架け橋になりたい

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サッカーには、選手だけでなく様々な関係者の尽力により成り立っています。今回は、日本だけでなく海外でも活躍するエージェントの高尾真人さんにインタビューをしました!

株式会社 A to 代表取締役 高尾真人
http://ato.academy/

小学3年生からサッカーを始める。部活で活躍する一方、地域の選抜チームにも所属。その後、JEFユナイテッドのジュニアユースからユースを経て、専修大学サッカー部へ入部。そこで初めて、サッカー以外の道も模索し始める。大学卒業後は、父親が英語教師だったこともあり、カナダへのMBA留学を決意。カナダでMBA取得の勉強を重ねる中、偶然に訪れた機会でサッカーをプレー。そこで、2年間離れていたサッカーの素晴らしさを再認識。MBAを取得して帰国した後は、川崎フロンターレのフロントで7年間務める。現在は独立し、日本とカナダの架け橋になるべく奔走中。



Q.サッカーはいつから始めましたか?

小学校3年生の時に始めました。サッカー部での経験も有意義でしたが、地域の選抜チームである船橋FCでレベルの高い選手と交流できたことも私にとってはより重要でした。実際、船橋FCで出会った仲間とは、今でも交流があります。船橋FCの中で特に際立っていた選手として、小宮山尊信(横浜FC)がいます。彼とは、高校まで一緒にプレーしただけでなく、社会人になってもJリーグのフロントスタッフと選手という関係でも一緒になりました。

ジェフユナイテッド市原で体感したトップレベルのサッカー

Q.小学校卒業後の進路を教えてください。

ジェフユナイテッド市原のジュニアユースに進みました。通常はセレクションに受かって入団するのですが、私の場合はたまたまスクールでジェフのスタッフの目に止まり、声を掛けられたことがきっかけです。プロを目指していた私にとってトップレベルの選手と切磋琢磨できる機会なので、喜んで入団を決めました。

Q.ジェフユナイテッドのジュニアユースでのプレーはどうでしたか?

後のJリーガーになるようなプレーヤーばかりだったので、生き残ることすら難しい環境でした。しかし、それでもユースチームには昇格することができました。これについて、コーチから聞いたところサッカーの技術面だけではなく、人間性の部分を高く評価してもらったとのことでした。通常は、ジュニアユースからユースの間で半分ほどの人が昇格できないので、引き続きジェフでサッカーを出来るのは嬉しかったですね。

Q.ジェフのユースを卒業後はどのような進路を選びましたか?

ジェフのユースを卒業した後は、大学進学を選択しました。当時は、まだプロを目指していたので、大学のサッカー部でチャンスを掴もうと考えていました。そこで、専修大学のサッカー部を選びました。

選手引退からカナダ留学へ

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Q.専修大学のサッカー部はどうでしたか?

トップレベルの選手が集まるジェフで揉まれていたので、サッカー部でもやっていけるのではないかという自信はありました。しかし、実際は通用しませんでした。別のクラブチームや高校サッカーでプレーしてきた選手が多くいたので、自信は打ち砕かれました。大学時代は選手としては成功しませんでしたが、一方で大事な出会いもありました。この頃に、川崎フロンターレのスクールで指導者をやらせて頂くことがあり、指導者としての資質を高く評価して頂きました。当時は、サッカーから離れようと考えていたので、ご縁はありませんでしたが、後に川崎フロンターレのフロントスタッフとして勤務したのも、この頃の出会いによる影響です。

Q.大学卒業後は、どのような進路を選びましたか?

大学サッカー部での挫折から、サッカーとの関わりは終わりにしようと思いました。そこで、父親が英語の教師だった影響もあり、英語を学ぼうとカナダに留学しようと考えました。そして、英語を学ぶだけじゃなくて折角ならその他のことも学びたいと考えて、MBA留学としてカナダの大学に進学しました。

カナダ留学を通して見えてきた自分の夢

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Q.留学ではどのような経験をしましたか?

最初の1年は学業に打ち込みました。2年目で転機が訪れます。それは、偶然に誘われたサッカーでした。そこで活躍したところ、カナダ人の見る目が大きく変わりました。明らかに私をリスペクトするようになったのです。その時に、ボール一つでここまで人と人が繋がれるサッカーというものの魅力に気づきました。それからは、再びサッカーをやるようになると同時に、サッカーに対して、いつか恩返ししたいなという気持ちが芽生えるようになりました。

Q.カナダへの印象はどうですか?

私にとって大好きな国になりました。現在、移民申請しているので、将来はカナダにも住みたいと考えているほどです。カナダを好きになった理由を全て挙げるのは難しいですが、一つは価値観の豊かさです。例えば、街を歩いていると、明らかに裕福ではない人たちが庭でビールを飲んでいたります。彼らをよく見ると、本当に幸せそうな顔をして楽しんでいるのです。これは、日本ではまず見られない場面だなと思いました。日本とは明らかに違う価値基準のあるカナダという国が好きになりました。次にサッカーをする環境の素晴らしさも挙げられます。広いコートがそこら中にあり、小学生は男女関係なくサッカーをやるくらいの人気スポーツなのです。しかし、指導者の質に問題があり、成長するにつれて他のスポーツに移っていくという課題があります。これらを全て含めて、カナダという国を好きになると同時に、カナダのサッカー界にも貢献したいと思うようになりました。

Q.カナダの大学でMBAを取得された後は、どのような進路を選びましたか?

MBAは経営の資格ですので、英語と経営のスキルを活かして、外資系で働くという選択肢もありました。しかし、前述の経験から、サッカーへの恩返しをしたいという思いが強く、日本でサッカーに関わる仕事をしようと思いました。そこで私を採用してくれたのが、大学の時にお世話になった川崎フロンターレでした。川崎フロンターレでは、フロント勤務として働きました。

Jリーグのフロント業務から独立へ

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Q.川崎フロンターレではどのような仕事をされていましたか?

多岐に渡りますが、私はイベント班だったので、プロモーションとして行うイベントの運営業務を担っていました。例えば、サッカー以外のスポーツとコラボレーションして、ファン層を広げるような活動です。特に、地域密着の考え方でイベントなどを含めた全体のプロモーションを構築していくので、それは大変勉強になりました。7年間働きましたが、川崎フロンターレでの経験は、有意義な活動となり本当に感謝しています。

Q.有意義な経験をできる川崎フロンターレを離れた理由はなんでしょうか?

川崎フロンターレでの経験は有意義だったものの、まだ足りないなと思うことがありました。それは、カナダへの貢献です。留学の経験から「サッカー」「カナダ」という二つの大切なキーワードが見えてきましたが、「サッカー」とは関われているものの、「カナダ」には未だに触れず仕舞いでした。このまま働き続けることもできましたが、年齢的に決断を遅らせるとどんどん出来なくなる気がしたので、一念発起で独立を決意しました。

Q.独立時の構想を教えてください

「サッカー」「カナダ」の二つのキーワードと関われる仕事して、エージェントの仕事をやりたいと思いました。日本とカナダを、サッカーで繋げるような仕事です。また、架け橋としての役割だけでなく、純粋にカナダにサッカーを根付かせたいとも考えています。そのため、独立してからは、カナダに移民申請をしました。

Q.今後の展望を教えてください

まずは、エージェントしての仕事を確立することを考えています。そして、将来的にはサッカーだけではなく、様々なスポーツにも関わっていければなと考えています。その他、スポーツ選手のセカンドキャリア支援などにも取り組む予定です。

株式会社 A to
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