
食欲の秋!サンマやブリなど、脂の乗った旬の魚がスーパーでも出てきましたね。
スポーツというと、「お肉」といったイメージも強いのですが、スポーツをする成長期こそにぜひ食べてほしいのが「魚」なんです。
その理由は3つ!
魚には、心とカラダを健康に欠かせない魅力がいっぱいです!1度にはお伝えしきれないので、3回に渡ってお伝えします!
旬の魚!子どもの成長に必要な理由その1は…「魚の油の力」
運動効率を上げる潤滑油

魚に含まれるDHA・EPAは、オメガ3と言われる善玉脂質。
サラサラの脂として、血液を綺麗にする働きとしても有名ですが、実は、運動時の潤滑油として働いてくれます。潤滑油には、瞬発性や運動効率を上げる効果があります。
例えていうならば、自転車のチェーンに油をさすことで、ペダルとタイヤの連携をスムーズにしたり。車にエンジンオイルを入れて動きを円滑にしたり。
体の動きも同じです。「次にどう動くか」、「どこにボールを蹴るか」などは頭で考えますが、実際に走ったり蹴ったりする動作は足です。頭の回転を上げ、考えたことを素早く足へ情報を伝える瞬発性を上げるにも潤滑油が働きます。さらに、ヒザや足首、肩などすべての関節の動きをスムーズにするのも潤滑油が必要不可欠です。このように魚の脂には、けがの防止にもつながる働きがあるのです。
体の炎症を抑える鎮静油

魚の脂は、抗炎症作用をもつホルモンの材料となります。
頭痛や肩こり、筋肉痛や捻挫などの炎症のほか、イライラしやすい、皮膚の掻き癖といった神経過敏にも有効です。反対に、酸化した油(長時間空気に触れている油や使いまわした揚げ油など)は、炎症誘発作用があるので調理法にも気を付けましょう。
できるだけ鮮度の良いお魚を刺身で食べたり、蒸し焼きやホイル焼きにすると良い脂が摂れます。一緒にトマトやパプリカ、レモンやすだちなどビタミンが豊富な野菜を摂ることで、脂の酸化を防ぎ、より効果的な働きが期待できます。
次回は、「精神力を鍛える魚の食べ方」をお伝えします。