ドリブルをどう捉えるか【三木利章コラムvol5】

ドリブルをどう捉えるか【三木利章コラムvol5】

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今回は『ドリブル』について、徒然なるままに書きたいと思います。大きく横道にそれる可能性がありますのでご了承下さい。

日本の少年サッカーでも『ドリブル』が代名詞となり名を馳せているチームが沢山あります。しかし、各チームや地域によって、「ゆっくりといなす」「カミソリの様に切り裂く」「多彩なフェイント」などチームや地域によって『ドリブル』に違いがあるのは面白いところです。

また、様々なところでドリブルサッカーとパスサッカーと表現され、対比され、賛否を問われる事がありますが「どちらもあって良いんじゃないか」が自分の解釈です。それぞれの観方や考え方や捉え方が違って当たり前だし、その『違い』があってこそ生み出されるモノがあるわけだから、『皆一緒じゃなくて良い』と思うわけです。

皆が同じドリブルをしなくても良い

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例えば、進路の際にドリブルが好きで得意だから、個人技中心のチームに行きたい!と普通は思います。当然そのチームには、そういう選手が沢山来るでしょう。しかし逆に、そういう選手がポゼッションや組織を重んじるチームに行ったとしたら、そこには同じ様な選手は少なく逆にチームのアクセントとなり武器となるかもしれません。逆転の発想です。

また、ヨーロッパの強豪チームには、攻撃的ポジションにテクニックがあり個性がある南米の選手を要しているチームが多々あると思います。これは、何かに偏ればメリットも大きいが、デメリットもしくは不足も同時に発生するので、それを補完する意味合いもあります。これを理解した上であれば、ドリブルサッカーなりパスサッカーなりにそれぞれのチームが拘り、育成される環境がある事は決して悪い事ではなく、むしろ必要な事だと個人的には考えています。

ドリブルへのこだわり

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自分は『ドリブル』が好きで長年の指導の中でもドリブルにはこだわってきました。トレーニングメニューも重要ですが、ドリブルの観方・捉え方・考え方も非常に重要です。

観方・捉え方の観点から言うと、以下のキーファクターがあると考えています。

--------------------------------------------------

・足首・膝・股関節。この3つの部位を意識・使い分け。

・走るスピードでなく、足を速く動かす意識

・より歩行に近い、スムーズな動きの意識

・ボールを操作する意識から、足が次に動いてくるところにボールを置く意識

・重心移動

・いつでも止まれる、動かせるボールの置き所の意識

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そして、上記をよりスムーズに円滑に行う為に、以下の要素が必要になると考えています。


・姿勢と目線

・緩み、柔らかさ、バランス

・空間認知・距離認知


そして、これらの感覚を養い・繋げる為に以下を取り入れています。


・動き創り

・ボール遊び

・多種多様なリフティング

・コーディネーショントレーニング

・脳トレ

ボールをたくさん触ることが重要

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ドリブルは、技術がないor下手などでなく「身体が動かない」から出来ないという観点があります。また、身体が動かない事が『怪我をする理由』にも大きく繋がるという認識も必要だと考えています。

「ドリブル=技術」「フェイント」という解釈もありますが、ボールを沢山触る事が神経系への刺激となり身体の発育発達に大切な要素となり、身体が動く事が技術向上や怪我防止にも繋がります。だからこそ、「ドリブル」を沢山させるようにしています。

今後も、このようなことを模索・研究しながら、『ドリブル』という要素を大切に考え、こだわっていきたいと思います!

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  • 三木利章
  • 大阪YMCA社会体育専門学校 卒業後、約20年間 少年サッカーの指導に携わる。2009年〜2015年まで兵庫県 ACアスロン監督を勤める。現在は、プロコーチとして新たなキャリアの道へ。『リガール ドリスク』サッカースクールを開催している。(http://ligar-football.com/)

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