共に歩むとは?中編【ゴールキーパースクール:walk together】|Walk Together(共に歩む)GKスクール

共に歩むとは?中編【ゴールキーパースクール:walk together】

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共に歩むとは?前編【ゴールキーパースクール:walk together】の続きです。

当時、横河武蔵野FCユースに所属していた頃の話です。私が影響を受けたGKコーチとは僅か1年間しか共に過ごしていません。ですが、今でも当時お世話になったGKコーチの背中が鮮明に脳裏に浮かんできます。

当時の私は、高校3年生になっても「練習大好き」で「試合での自分に自信が無い」状態でした。どこか不安があり、その不安を消すために練習に励む。いや、練習に逃げると表現した方が良いかもしれません。そんな私の前に現れたのがそのゴールキーパーコーチでした。

ゴールキーパーコーチはとても優しく記憶の中で怒られたのは、神奈川県のとある大学との練習試合でアップを始めるのが遅かったことで怒られた時だけでした。この文章を読んでお世話になったGKコーチはそんな事もあったと笑っていることでしょう。(笑)

そんなゴールキーパーコーチはとあるJリーグクラブ出身で正真正銘の「プロサッカー選手」でした。横河武蔵野FCに移籍をしてトップチームでプレーする傍ら、そんな方がユースのゴールキーパーコーチもしてくださいました。当時のトップチームには素晴らしいゴールキーパーの方々が在籍しており、皆さんはそれぞれ練習前に独自のルーティーンをお持ちでした。

とある方は入念なストレッチ、ステップワークをされていました。そんな集団の中で、自分の準備があるにも関わらずユースの指導に時間を割いてくださいました。自分の準備を省く。この事がどれだけ選手として大変なことか、今でも感じています。最初は何も考えずに接していましたが、とある光景を目にして私は今までの考えを改めました。

その光景については私の中に留めさせていただきます。ここまできて申し訳ありませんが、その光景はそれほど私にとって衝撃的なものでした。そこから私は試合に対して「責任感」が芽生えてきます。いつも、自分中心で逃げていた私に「感謝」、「想い」、「仲間」、「自己犠牲」、様々な想いが芽生えて「自信」の前に、お世話になっているGKコーチに対する「責任感」が先に出てきました。

行動で示し続けてくれたゴールキーパーコーチに対して俺はこのままで良いのか?俺はこのまま逃げて良いのか?俺はGKコーチに対して行動で感謝を示さなければダメなんじゃないか?そんな想いが自然と溢れていました。

そこからの私は上手くいかないことだらけでしたが、今まで以上に全力で取り組みました。不思議なものです。あれだけ自信が無くて試合から逃げていた私が、試合に対して自信ではなく、責任感で逃げずに向き合っているのです。

私にとって自信、それは「自分を信じる」ことです。

当時の私には、自分を信じることよりも先に、お世話になったGKコーチに対する責任感が先にきたのです。ゴールキーパーコーチに対して、しっかりと向き合えるようにプレーしたい。全てはそれでした。

自分のためではなく、人のために。

初めてゴールキーパーの面白さを知った気がしました。

続く

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